最高視聴率33%！Netflix未配信【韓国ドラマ】おすすめ時代劇『トンイ』あらすじから見どころまで

2024年01月05日更新

こんにちは、ヨムーノライターで、韓国ドラママニアのゆりです。

韓国ドラマ時代劇『トンイ』は、「宮廷女官チャングムの誓い」などで時代劇のヒットメーカーとして知られるイ・ビョンフン監督（演出）の作品です。

ここでは、最高視聴率30％を超えた人気作『トンイ』の見どころを紹介します！

韓国ドラマファン歴10年以上！

ゆり

韓国ドラマ時代劇『トンイ』（ 동이 ）

「W-君と僕の世界-」『人狼』ハン･ヒョジュ主演！
“時代劇の巨匠”イ･ビョンフン監督が手掛け、第21代王･英祖の母トンイの生涯を描いた韓国最高の時代劇。

韓国ドラマ時代劇『トンイ』はどこで見られる？

U-NEXT 全60話配信中
レミノ全60話配信中
ABEMA 全60話配信中

Netflixでは配信されていません（2023年12月20日時点）。

韓国ドラマ時代劇『トンイ』キャスト

ハン・ヒョジュ（トンイ）、チ・ジニ（粛宗：スクチョン）、イ・ソヨン（オクチョン/チャン禧嬪：ヒビン）ほか

トンイ（チョン／チェ・ドンイ）演：ハン・ヒョジュ（子役時代キム・ユジョン）

粛宗に見初められ淑嬪として側室となる。21代王・英祖の母。

粛宗　演：チ・ジニ

朝鮮王朝第19代王であり、20代王・景宗と21代王・英祖の父。

チャン・オクチョン　演：イ・ソヨン

禧嬪チャン氏。粛宗に寵愛され特別尚宮、王妃となるが降格となり賜死。20代王・景宗の母。

チャ・チョンス　演：ペ・スビン

トンイの兄のような存在。剣契（賤民達の秘密結社）のメンバーだったが後に宮廷の武官となる。

仁顕王妃　演：パク・ハソン

粛宗の継室。朝鮮王朝の「三大徳妃（徳のある妃）」のと呼ばれる王妃の1人。

韓国ドラマ時代劇『トンイ』の見どころ

華やかな主演陣と安定した演技でドラマを支える助演陣

韓国で高視聴率を記録した「華麗なる遺産」などで主演を務めたハン・ヒョジュが本作のヒロイン。

韓国時代劇「宮廷女官チャングムの誓い」でのミン・ジョンホ役でお馴染みのチ・ジニ、「ミス・モンテクリスト」などの愛憎劇でも活躍するイ・ソヨン、「ミョヌラギ－わが嫁たちの物語－」など幅広いジャンルで活躍するパク・ハソンが主演陣として出演しています。

また、少女時代のトンイ役を演じたのは現在も女優として活躍するキム・ユジョン。他にもイ・ビョンフン作品にお馴染みの役者陣が助演として多く出演し、ドラマを支えています。

時代劇でお馴染みの歴史上の人物たちが登場

19代王・粛宗の時代を舞台に粛宗、そして継室の仁顕王妃、側室の禧嬪チャン氏の歴史上の人物たちを過去に描いた韓国時代劇は多くあります。しかし、淑嬪チェ氏をヒロインとして描いたドラマは本作以前にありませんでした。

そしてオクチョンを演じたイ・ソヨンが「禧嬪の役だと聞いて主演だと思ったら違かった」と冗談交じりで語った本作の放送にあたる主演陣のインタビューがありましたが、特に禧嬪チャン氏は朝鮮三大悪女の1人とされている人物でありそのインパクトからか、ヒロインとして多く描かれており時代劇の定番となっています。

イ・ビョンフン氏は歴史に埋もれていた人を描くのに定評があり、「史書を読むな」と役者陣に指導し新たなチャン禧嬪像を作り上げることを目標としたそうです。

有名ファッションデザイナーが手掛ける華やかな韓服や装飾品に注目

「宮廷女官チャングムの誓い」でも韓服デザインを担当した有名ブランド「スクヒョン韓服」が本作でも韓服をデザインしました。

登場人物たちそれぞれのキャラクターの個性に合った色味やデザインが施されています。また韓服だけでなく髪飾りや装飾品、靴などもデザインや色味が綺麗で素敵です。

実在した部署「掌楽院」と主題歌「チョネジア」

本作は実在した部署・掌楽院（チャンアゴン）と、本作オリジナルの部署・監察府（カムチャルブ）が舞台となっています。

掌楽院は楽器や楽師などを管理する部署であり、ドラマ内でもトンイが「ヘグム」と呼ばれる楽器を演奏する姿を粛宗が見つけるという場面があります。

また本作の主題歌「チョネジア」は女優・歌手として活躍するチャン・ナラが歌っており、日本の歌手・城南海も日本語でカバーしました。

掌楽院の下働きから第12話で監察府の女官に任命されたことを経て、30話の最後と31話の冒頭にトンイが特別尚宮として入宮する場面があるのですが、何かを決意し気を引き締めたような凛とした表情で歩いてゆきます。その場面でも「チョネジア」が挿入歌として流れたりなど、切ない曲調ながらもドラマの一場面を盛り上げる曲となっています。

そんな音楽の世界も見ることの出来る本作は、音楽好きな方も楽しめる作品となっています。

「指輪」に込められた愛の物語

韓国時代劇には、母が息子に「いつか愛する人が出来たら渡しなさい」と自らの指輪を与える話が出てくることがあります。2011年に韓国で放送された時代劇「王女の男」でも、王女の夫が亡き母の形見の指輪を妻に渡すというシーンがあり、本作でも指輪が物語内に登場します。

本作と同じくイ・ビョンフン作品である前作「イ・サン」にも英祖が母から貰った指輪をヒロインに託す場面が出てきます。その指輪は、後に制作された本作で英祖の母・トンイがヒロインであり、そのトンイが身に着けていた指輪ということになるので2作品の繋がりとして見ることが出来るのも見どころの一つだと思います。

「教育」をテーマに後に王となるトンイの息子・クムの子育てを描く

当時の韓国の教育熱を受け、ドラマの後半は後に王となる息子・クムの子育てに励むトンイの姿が描かれています。

そこでトンイは母として自ら教育するだけでなく、クムに良い影響を与えると信じる師匠・指南役を自ら選びクムの師匠となって貰います。

クムの父である粛宗は王としての威厳を保ちながらも、どこかひ弱で頼りない部分を持っている人物としてユーモアある姿で描かれています。トンイと共にクムを愛おしそうに可愛がる子煩悩な父親です。

また後の20代王・景宗の母であるオクチョンは悪役として描かれていますが、息子の世子に対して愛情を注ぎ守り抜こうとする人物としても描かれています。オクチョンが罪に問われ死罪となる前、トンイに「息子を頼む」と泣きながらトンイに請う場面があり、そこでのオクチョンは息子の将来を深く案じる1人の母の姿でした。

そして一方息子たち、オクチョンの息子の世子とトンイの息子のクムは、とても良い子で兄弟仲が良いです。本作では、そんな登場人物たちの教育を通した人間模様も描かれています。

韓国ドラマ時代劇『トンイ』視聴率とあらすじ

視聴率

韓国ドラマ時代劇『トンイ』全60話の平均視聴率は24.5%でした。
最高視聴率は第26話の33.1%。
最低視聴率は第1話の11.4％でした。

あらすじ

©MBC

最下層の身分から朝鮮王朝第 19 代王・粛宗の側室となり、後の第 21 代王・英祖の生母となったトンイ（淑嬪崔氏）の一代記。朝鮮王朝の最も派閥闘争の激しかった時代を背景に、型破りな君主・粛宗を巡るロマンス、朝鮮王朝の三大悪女と呼ばれる張禧嬪との運命的な出会いと対立、女性同士の権力争い、そして英祖の成長過程を交えながらドラマチックに描く。