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硬っ!包丁が抜けない(泣)卒業【かぼちゃ】青果部が教える「誰でもラク~に切れる裏ワザ」&おいしい選び方

  • 2023年10月30日公開

こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。

かぼちゃは夏の収穫のピークを迎えますが、追熟させておいしくなってくるのは秋なんです!そんなかぼちゃですが、お客様からは「選び方が難しい」という声をよく聞きます。

確かに、買うものによっては甘くなかったり、ラップをはがすとワタの部分が傷んでいたりということがよくありますよね。

そこで今回は「おいしいかぼちゃの選び方」と、それに加えて「かたいかぼちゃを楽に切る方法」も紹介します。

かぼちゃの旬は夏?でもおいしくなるのは秋!

だんだん涼しくなってきてかぼちゃがおいしくなってくる時期ですね。

こういうと「かぼちゃは夏が旬の野菜じゃないか?」と聞かれそうですが、いえいえ、実は夏に収穫したかぼちゃがおいしくなるのは秋頃なんです。

というのもかぼちゃは収穫後すぐ食べても味が薄いので、2週間から4週間ほど熟成させる必要があります。熟成を終えたかぼちゃはでんぷんが糖に変化して甘くなるというわけなんです。

おいしいかぼちゃの選び方

おいしいかぼちゃを見分けるときは以下のポイントをチェックしましょう。

・ずっしり重たい
・皮がかたい
・皮の一部が濃いオレンジ色のもの
・ヘタが乾燥しコルク状になっているもの

簡単に説明します。

触ると皮がかたくてズシッと重たいかぼちゃは適切なタイミングで収穫された証拠です。

また、皮の一部が濃いオレンジ色になっている甘味が強い可能性が高いです。

皮のオレンジ色は果肉の色と同じなので、皮の一部が濃いオレンジ色をしているかぼちゃは果肉も完熟し甘くておいしいかぼちゃの可能性が高いんですよ。

次に、ヘタの状態をチェックしてください。

ヘタが乾燥しコルク状になっているものは、長期間追熟された証拠です。かぼちゃは追熟が甘いと、水っぽくおいしくないかぼちゃになります。

それを見分けるためにヘタの状態もチェックしましょう。

おいしいカットかぼちゃの選び方

おいしいカットかぼちゃの選び方は以下のポイントをチェックしましょう。

・果肉が濃いオレンジ色
・果肉が肉厚
・種がぷっくり膨れているもの

カットされたかぼちゃはまるごと一玉のかぼちゃと比べておいしいものの見分け方は簡単です。

まずは果肉の状態をチェックしましょう。

果肉が肉厚で濃いオレンジ色をしているものは甘みがありおいしいですよ。とくに皮のギリギリまでオレンジ色のものはよく熟れていておいしいんです。

次に種の状態をチェックしましょう。

ぷっくりと膨れているものは完熟している証です。種が痩せているものは避けるようにしましょう。

私が仕事でかぼちゃの鮮度チェックをするときはワタの状態をチェックします。

かぼちゃはワタから傷みやすいので、買うときもワタを中心にチェックしましょう。

また切ってから時間が経つと切り口が白っぽく変色していきますが、こちらはあまり気にしすぎなくても大丈夫です。

これは仕事で先輩に教わったことですが、切ってすぐに白い結晶がでるようなかぼちゃは甘くておいしいと言われているほどです。

目からウロコ「かぼちゃを楽に切る方法」

かぼちゃはかたさのある野菜なので、調理の際に指や手を切ってしまう人が続出しています。

今回は「家庭でできるかぼちゃの安全な調理方法」を紹介します。

かぼちゃを安全に調理するために「電子レンジ」を使って調理しましょう。電子レンジを使うことでかぼちゃが柔らかくなり、包丁で切りやすくなるんです。

方法はとても簡単です。手順を紹介します。

1.皮をよく洗う
2.耐熱皿にかぼちゃをのせてラップをふわっとのせる
3.(カットかぼちゃの場合)600wで2〜3分チンする

レンジの時間はかぼちゃの大きさや切り方で調整してください。丸ごとかぼちゃもこの方法で柔らかくすることができます。

レンチンすることで煮物にするときに煮崩れしやすくなるというデメリットはありますが、怪我をしないことの方が大事ですよね。また、かぼちゃを潰す料理の場合はレンチンした方が潰しやすいですよ。

怪我のリスクも大幅に下げることができるので、ぜひ一度試してみてくださいね。

秋が食べごろ!たくさんかぼちゃを食べよう

今回は「おいしいかぼちゃの選び方」と「かぼちゃを楽に切る方法」を紹介してました。

ぜひ今回の記事を参考にして、これからが旬のかぼちゃをたくさん食べてくださいね。

この記事を書いた人
野菜のプロ
青髪のテツ

スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。

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