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【新玉ねぎ買ったらコレ作って!】大原千鶴さん「まるで料亭の味」驚くほど美味しい食べ方!たった15分とは

  • 2024年04月04日更新

こんにちは、旬の野菜を日々の食事に取り入れたいヨムーノライターの安達春香です。

新じゃがや春キャベツ、新玉ねぎなど、野菜がおいしくなるこれからの季節。

春の野菜は寒い冬を耐え抜いて旬を迎えるため、栄養たっぷりで甘みがあるのが特徴です。

旬ならではの風味を活かして調理したいですよね。

今回は、パリッとした食感が魅力の「スナップえんどう」と、甘くてみずみずしい「新玉ねぎ」を使った春満開の逸品を作ってみました。

旬の野菜を使ったお手軽レシピ

今回挑戦したのは、NHKの『きょうの料理(2011年4月5日放送)』で料理研究家・大原千鶴さんが紹介していた「スナップえんどうと鶏の炊いたん」です。

京都の料理旅館で生まれ育った大原さんだから生み出せる、素材の旨みを活かした優しい味わいの煮物です。

とっても簡単にできる出汁の取り方もご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

料理研究家・大原千鶴さん「スナップえんどうと鶏の炊いたん」の作り方

材料(2人分)

・鶏もも肉…150g
・新玉ねぎ…2個
・スナップえんどう…10個
・削り節…1つかみ
・みりん…大さじ1
・薄口醤油…大さじ2

自宅に濃口醤油しか置いていない方も多いですよね。
今回薄口醤油がないときは、薄口醤油大さじ2の代わりに濃口醤油大さじ1と塩小さじ1/2を用いましょう。

薄口醤油は、食材の本来の風味を活かすために、色や香りが抑えて作られているのが特徴。

何となく味が薄そうなイメージですが、実は濃口醤油よりも塩分が濃いんです。
お吸い物や茶碗蒸し、煮物などに使えるので、少量サイズを買っておくのもおすすめです。

作り方①新玉ねぎと鶏肉を切る

新玉ねぎは皮を剥いて縦6等分にカットします。
繊維に沿って切ることで加熱しても形が崩れにくく、シャキシャキとした食感が残ります。

鶏もも肉は一口大に切りましょう。
加熱時間が5分程度なので、早く火が通るよう少し小さめに切っておくといいですよ。

作り方②スナップえんどうの筋を取る

スナップえんどうは筋がしっかりしていて口に残りやすいため、取り除いてから食べましょう。

スナップえんどうのとがった部分を折って引っぱり、片側の筋を取ります。
そのままヘタを折ってスーッと下に引くと綺麗に取れますよ。

作り方③具材を鍋に入れ、出汁を取る

新玉ねぎと鶏もも肉、スナップえんどうを鍋に入れます。
ザルに削り節を入れて鍋の上にかざし、熱湯を回しかけます。

削り節から出汁を取った方がおいしいのはわかっていても、つい面倒で市販のだしの素に頼りがち。

この方法なら手間がかからないので取り入れやすそうです。

出汁をとった後の削り節は、フライパンで炒めて醤油と砂糖、ごま(すべて分量外)で味を付けると即席のふりかけが作れますよ。

作り方④味付けをして5分煮る

みりんと薄口醤油を加え、フタをして5分煮込みます。

ここまでかかった時間はわずか15分ほど。
使う材料が少なく4ステップで作れるので、あと一品足りないときにぴったりです。

出汁がふんわり香る優しい味わい

新玉ねぎは、やわらかくなりながらもほどよく歯応えが残っていて、スナップえんどうはシャキシャキ。
鶏もも肉はしっとりしています。

たった5分という煮込み時間ですが、それぞれ良い火の通り具合が完璧です。

削り節にお湯をかけてササッと取った出汁は、驚くほど風味豊か。

薄口醤油とみりんだけのシンプルな味付けなので、食材本来の風味がしっかりわかります。
煮汁にすべての旨みが溶け出していて、思わず飲み干してしまいました。

素材の味を活かした優しい味付けなので、副菜として取り入れるのが良さそうです。

ちなみに、煮込んでから少し時間を置いて食べると、出汁が食材に染み込んで味わいが深くなり、出来立てとはまた違った良さがありました!

春の訪れを楽しもう

大原千鶴さん考案の「スナップえんどうと鶏の炊いたん」は、新玉ねぎとスナップえんどうの風味を最大限に引き出した逸品でした。

削り節に熱湯を回しかけるという驚きの方法で、京都の料亭で出てきそうな上品な仕上がりに。

旬の食材で、春の訪れを楽しみましょう。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

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