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苦節4年ついに完成!【女子が伐採から家づくり】全部屋見せます!町長も降臨!?感動の竣工式レポート@千葉県長柄町

  • 2023年11月11日公開

こんにちは! 学生時代の技術の成績は「2」!ヨムーノDIY女子部、不器用担当のヤギコです。

私たち「ヨムーノDIY女子部」は、千葉県の中央に位置する長柄町(ながらまち)で、木を伐るところからログハウスをセルフビルドする「女子が森でゼロから家づくりプロジェクト」に取り組んで来ました。
⇨これまでの活動の様子はこちら

この度、苦節4年にして、やっとおうちが完成しました! 
今回はこれまでの振り返りと竣工式のレポをお届けします。

女子がログハウスをセルフビルドしたら、4年かかりました!

荒廃林の杉を伐採して、それを加工して組み立て、外装、内装と、セルフビルドで作ってきた家が、やっとできました!!! 

当初、この家は1年で完成するかも!?な計画でした。
しかし、コロナの猛威もあり、DIY初心者の私たちが工具に慣れるまでに1年も練習を重ねたこともあり、ガチでできあがるまでに4年かかりました。

建築現場のビフォー(伐採前)

こちらは伐採して家を建てる前の様子です

完成した家を披露!ロフトと薪ストーブがついてます

外観はこんな感じ!
少し急な青い屋根。丸く模様をつけながら塗った白い壁。海外の家みたいな広い窓。私たちのお気に入りを詰め込みました。

こちらは玄関です。
黄色いドアが、めちゃめちゃプリティじゃないですか? (この黄色を選ぶ人は、なかなかいないそうですよ)

リビングです。1枚1枚みんなで床板を貼りました。 女子部のメンバーが伐った太い杉が、梁となってインパクト大!

使いやすく広々したキッチンです。
伐った杉を加工して、カウンターもつけました。

こだわりの薪ストーブ。これをつけるために屋根に煙突をつけました。

ロフトも作りました。155㎝くらいしか高さはありませんが、かなり広いです! 大勢で泊まってもみんなで寝られますよ。

洗面所は海外のおうちみたいな、おしゃれなデザインのものをセレクト。
タイルも自分たちで貼りました。きらきらきらめていて、テンションがあがります。

緑の扉は、洗面所とお風呂に続くドア。奥の木製のドアを開けるとトイレです。左のグレーの扉は、寝室に続きます。
それぞれ違うドアの色も、こだわって選びました。

寝室には、広い収納がありますよ。
クローゼットの扉も、人気のデザインを選んでいます。

4年間、頑張って作りました!

活動年表

2019年11月:チェーンソーで杉の伐採開始 ⇨基礎工事

12月:木材の加工開始

2021年8月:上棟式

10月:屋根を貼る

2022年4月:外壁づくりなど外装作業

6月:窓、扉、取り付け

10月:ロフト、天井はりなど内装作業

4月:床はり、タイル貼り

8月:仕上げ⇨10月:完成!   (before)

私たちの姿も、初めたころから3年でだいぶサマになりました。

( after)

まるでかわいかった初期のポケモンが、進化してイカつくなってしまったようです。

ヤギコ的「ドキドキしたこと」3大ニュース発表!

工具も作業もはたまた言葉まで、初めて知るものばかりでした。この4年間で、ヤギコが“ドキドキした”3つのニュースをお伝えします。

①刃が回る工具!

チェーンソーや、丸のこは怖かったです! 刃物ってだけで怖いのに、高速回転しますからね。 回る時のキュイイイインンというするどい音が、恐怖を倍増させます。チェーンソーに至っては使用初めに起爆をするため、ドゥオッホッホっという爆音が森に響きます。

しかも木を切ると、木屑が目に大量に飛び込んでくるんですよ。薄目で扱う工具のこわいことこわいこと。
でもやっていれば慣れてくるし、先生たちが目を光らせてくれたので、怪我をすることもなく終わりました。

何なら今では「丸のこ使えますけど(ドヤ」くらいの気持ちで触っています。笑

②屋根も柱・梁も上り放題!

これはいい意味のドキドキです。

戸建てで暮らしたことがない私は、屋根に乗るのは初めて! 
知ってる?屋根って思ったより急なんだぜ。 屋根を釘で1枚ずつ張ったり、梁にまたがっておこなう作業は、私にとって最高に爽快でした!

③竣工式の1か月前に床下浸水

完成1か月前に、長柄町に4年ぶりの大雨が降りました。完成間近の家は、床下浸水に。

先生たちがキッチンの点検溝を開けて床下を確認したら、1〜2センチ水が溜まっていたそうです。溜まっている水を、ちりとりですくってもすくっても埒が開かない。最後は業務用の掃除機で、バケツ31個分の水を吸ったそうです。

かなり絶望的な状態でしたが「床上じゃなかっただけ、あたしたちツイテル!」と鼓舞しながら、作業を進めました。

(乾かすために、実は竣工式直前まで点検溝を開けていました。もう乾いています)

そして竣工式を迎えました。竣工式とは建築物の工事の完了を、関わってくれた人への感謝をこめて行うお披露目会です。

竣工式は楽しい!

竣工式には、これまで家づくりに関わってくださった方々がたくさんかけつけてくれました。実はこの家は13社様が協賛していただいたおかげでできています。工具、屋根材、ドアや窓、ユニフォーム、フローリング、洗面台などたくさんご提供いただきました。
(当日駆けつけてくださった、ワークマン伊藤さん、ハスクバーナ黒澤さん、ハウディー丹下さん、本当にありがとうございました!!)

みなさん、できあがった家に圧倒されている様子でした。

竣工式は、ウッドデッキを舞台に、丸太を椅子がわりに並べて行われました。

「鏡割り」…じゃなく「薪割り」の儀式!

竣工式といえばお餅を割る鏡割りが主流。ですが、私たちはかわりに「薪割り」をしました。
ハスクバーナ黒澤さんご指導のもと、薪を斧で割り、薪ストーブにくべていきます。 私が言うのもなんですが、ユニークな式でした。

長柄町町長、メンバーから一言!

(長柄町町長 月岡清孝町長)

長柄町の町長さんは、町長になる前から私たちの活動に足を運んでくださり、見守っていてくれました。「今日を迎えられて本当に嬉しい」と言ってくださいました。

講師でもある源さん、ちはるさんがスピーチ中に涙を流し、メンバーも思わずつられる場面も。 ちはるさんは、当初私たちが丸のこを持っているのを見るだけでドキドキしたそうです。今は無事にできあがり、ほっとしています。

私たちヨムーノDIY女子部はみんな「セルフビルドサポーター資格」の中級をいただきました。この資格はセルフビルドをどれだけサポートできるかをレベルによってNPO法人ふるさとネッツが認定する資格です。

さて、4年を振り返り、部長のまっすぅは言います。 「できあがりましたが、『やった!』というよりも『本当に完成した??やり漏れたところはないのか!?』と思いました」と作ったからこその感想。

そして部員全員が言いました「長かった!」と!!!

ヨムーノDIY女子部名物「映えごはん」も

ちはるさんの手料理のひとつ。私たちが切った杉の葉で燻製したローストポーク

ちはるさんがふるまってくれた手料理も絶品でした。辛い作業も、いつもちはるさんの料理「映えランチ」のお楽しみがあったから頑張れました。ゲンキンな私たちです。

このおうちは長柄町の「お試し居住」に活用します

家づくりの活動を、SNSや記事で発信して来た私たち。私たちの活動を見た人から最も多く聞かれた質問「できた家って何かに使うの?」 この答えを、私たちの講師でありこのプロジェクトの仕掛け人でもある源さんに伺いました。

「この家は“長柄町お試し住居”として使用します。年明けに空き家バンクに登録し、利用者を募ります。1LDKにロフトと薪ストーブがあるおうちです。薪ストーブがあるので冬もあたたかいですよ。火がゆらゆら燃えるのをぼーっと見るのは最高です」

私たちヨムーノDIY女子部は、今後は“長柄町お試し居住”に、自分たちの得意分野でできる限り関わっていきたいと考えています。

「できあがったけど、収納はこれからなので、ここからは本領発揮ということで、整理収納アドバイザーとしての知識を活かした収納づくりをしたい」とはーちゃん副部長。

「ガタが来たところも修復していけたら、ついたチカラ(技術)も活かせると思う! でもみんなで集まりたいのが本心です」とゆっこさん。

さて、今後の“長柄町お試し居住”や私たちにも大・大・大注目ですぞ! 

今まで見守っていてくれた方々、関わってくださった方々、どうもありがとうございました!!

撮影/久冨健太郎

この記事を書いた人
ミセスイオン、ワークマンマニア
ヤギコ

大好き過ぎて、週7回イオンにかよっています。ワークマンのお洋服も春夏秋冬、溺愛しています。

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