2023/11/15よりくふうLIVE!はヨムーノに名称変更しました。

え、ドアってDIYできるの!?【簡単&失敗なし】模様替えみたいにお手軽!初心者が高見えカスタマイズに挑戦@千葉県長柄町

  • 2023年09月16日公開

こんにちは!くふうLive!ライターで「ヨムーノDIY女子部」副部長をつとめる“はーちゃん”こと海老原葉月です!

私たち「ヨムーノDIY女子部」は、千葉県の中央に位置する長柄町(ながらまち)で、木を伐るところからログハウスをセルフビルドする「女子が森でゼロから家づくりプロジェクト」に取り組んでいます!
⇨これまでの活動内容はこちら

家づくりもいよいよ佳境! 内装作業も順調に進む中、今回はドアの色塗りに挑戦しました!“ドアって既存のものを取り付けるだけじゃないの?”と思いますよね?実はドアも手軽にDIYできるんです!早速レポします♪

カスタマイズ無限!自分好みのドアを選ぶ

今回私たちがDIYするのは、輸入建材や住宅資材を扱うハウディー株式会社からご提供いただいた4種類のドア。輸入ドアは主に、リフォーム文化が根付いている北米からのものが多いそう。

ドア本体とドア金具などのアクセサリーがすでにワンセットになっている日本のドアとは違い、北米では、ドアの材質、デザイン、塗装、アクセサリーまでもさまざまな種類があり、自分で選んでDIYするのが一般的なんだとか。

ハウディー株式会社で扱うドアは、北米のドア選び同様、ドアデザインから素材、アクセサリーまで、自分好みにカスタマイズできます。

今回、私たちはこちらをチョイスしました!

▲左からノッティーパイン(クローゼット)/6パネル(洗面所・洋室)/クリアパイン(トイレ)

洋室・洗面所には100年近くの歴史があるアメリカのドアメーカー、メソナイトの6パネルドア。トイレにはハウディーさんオリジナルのパインドアのクリアパイン。クローゼットには売れ筋のノッティーパイン4枚を選びました。

ファッション感覚で楽しむ!北米のDIY文化

北米では、古くなったドアを新しいものに買い替えるのではなく、塗装やアクセサリーをファッションのコーディネートのように変えて“マイスタイル”を楽しむそう♪

面積が大きい分、塗装を塗り替えたり、ドア金具をちょっと凝ったものに変えたりするだけでも、室内の雰囲気がガラッと変わりますよね!普段は無難な色を選びがちだけど、気軽に別の色に塗り替えられるなら、思いきった色にも挑戦できそうです。

中には使い古したドアの凸凹にデコレーションしてテーブルの天板にしたり、棚板を付け足して収納棚にしたりする人もいるそう!DIYに対する考え方や、ハードルの違いが日本とアメリカではこんなにも差があるのかと驚きました。思い出の詰まった愛着のある建具に、新たな命を吹き込んで"家具のように"長く使う、素敵な文化ですね♪

これだけ押さえればOK!塗装のコツ

塗料は玄関ドア同様、ブライトン株式会社からご提供いただいた【KELLY-MOORE PAINTS(ケリーモアペイント)】と、【BIOFA(ビオファ)】というカラーオイル塗料を使ってDIYします!

使う道具はこちら!

▲2種類の刷毛、塗料缶のオープナー、ウエス

刷毛は大きいものと小さいものの2種類、オイル塗料はウエスも使って塗っていきます。塗る面が広い場合は、ローラーもあると便利です。特別な工具も使わないので、簡単にできそうですよね♡

師匠の源さん、ちはるさんにコツやポイントを教えてもらいました!

1つ目は「余分な塗料はしっかりと取ること!」

こうすることで、塗料を均一に塗り広げられます。また、木目に沿って刷毛を動かすのもポイント。木目の溝に塗料が馴染みやすく、塗り残しやムラができにくくなります。

2つ目は、「外側を塗るときは、刷毛は内側から外側に向けて動かすこと!」

こうすることで、側面に余分な塗料が垂れてダマになるのを防げます。万が一垂れてしまったら、乾く前に刷毛で伸ばせばOK。

3つ目は、「触りすぎないこと!」

筆跡や塗りムラが気になるところですが、乾く前に何度も塗るのは禁物。しっかり乾かしてから2〜3回ほど塗料を塗り重ねると、ムラが目立ちにくくなります。

以前、ブライトン社の山本さんに玄関ドアの塗りかたをレクチャーしていただいたのですが、その時に「塗り残しも可愛さ!DIYの醍醐味だよ」とおっしゃっていたのを思い出しました!とにかく、楽しく塗るのもポイントですね♪

▶︎玄関ドアのDIYを紹介した記事はこちら

ムラだらけで不安…!仕上がりはいかに??

早速、作業スタート!みんなで横並びになって、黙々と塗っていきます。

まっすぅ担当:「寝室ドア」にはグレーをチョイス

部長のまっすぅが担当した寝室用のドア(6パネル)には、【KELLY-MOORE PAINTS(ケリーモアペイント)】のPaw Printというグレーの塗料を選びました。寝室は無垢材の床と白い壁なので、グレーの扉が映えること間違いありません♪

▲1度塗り目。塗り絵のように外側から丁寧に塗るまっすぅ

6パネルはあらかじめ白い下地塗料が施されているので、1度塗りではムラが目立ちます。重ね塗りするごとに、色味がだんだん濃く出てきました!

▲3度塗り後

1度塗りした時は、塗り残しや筆の跡が目立っていましたが、それが嘘かのようにキレイな仕上がりになりました!絶妙なツヤ感で高見えします。

「1回目は色が薄くて、刷毛の跡もくっきりしていて、正直ちゃんと仕上げられるのかドキドキしていたけど、満足な仕上がりになって安心しました(笑)。ローラーを使ったらさらにムラなくできそう。」とまっすぅ。乾かす時間はかかるけど、作業自体はシンプルなので、これなら家でも挑戦できそう!と言っていました。

ゆっこちゃん担当:「洗面所のドア」にはグリーンをチョイス

ゆっこちゃんの担当した洗面所のドア(6パネル)には、同じく【KELLY-MOORE PAINTS(ケリーモアペイント)】のBog Piperというグリーンの塗料を選びました。洗面所の壁に使ったブルーのタイルと、きっと相性抜群なはず♪

▲1度塗り後。色が濃い分、ムラが目立ちます

▲3度塗り後

こちらもキレイに仕上がりました!ムラも刷毛の跡もまったくわかりません!

「濃い色はムラが目立つから、丁寧に塗りました。細かいところは刷毛の大きさを変えたり、向きを変えたりすると、細かいところまで刷毛がフィットして、キレイに塗れました。塗料が溜まりやすいモールディング(ドアの装飾)の四隅は、刷毛を直角にあてて動かすのがポイント!」とゆっこちゃん。さすがはパティシエ!やはり道具の使い方が上手いですね♪

はーちゃん担当:「トイレとクローゼットのドア」にはオイル塗料

私が担当したトイレとクローゼットのドアは無垢材なので、木目がとってもキレイ。この家の骨組みとなっている丸太とも馴染むので、木目を活かせる自然系オイル塗料【BIOFA】で塗装することにしました!

オイル塗料は、さきほどの【KELLY-MOORE PAINTS(ケリーモアペイント)】の塗り方とはちょっと異なります。

まず刷毛に塗料をとったら、ちょんちょんと点を打つようにドアにつけます。 木目に沿って満遍なく塗り伸ばしたら、すぐにウエスで拭き取ります。

モールディングや凹凸があるデザインだと、塗り残しが多発するので要注意!ウエスに差し金(L字型の直角定規)を当てて、細かい部分にもしっかりと塗料を染み込ませると、キレイに仕上がります。

5枚分の塗装は一苦労(笑)。師匠の源さんにも手伝ってもらいました!

無塗装と比べると節がくっきりと浮き上がっていますよね。濃淡ができて、深みのあるアンティークのような仕上がりになりました。

オイル塗料なので、服や壁につくと落ちにくいので気をつけてくださいね!ちなみに私は、うっかり白い壁に手をついてしまい…手形がついちゃいました(笑)!責任もって、塗り直しします〜!!

もっとも身近なDIY【塗装】は、失敗なしで簡単!

玄関のドアに続いて、2度目のドア塗り作業は、モールディングなど細かい部分の塗りにちょっと苦戦しましたが、4種類それぞれ、表情の異なる素敵なドアになりました!自分たちで作ったり塗ったりすると、愛着も湧きますね♪

取り付けてみました!それぞれ雰囲気がことなる、素敵な仕上がりになりました♪

▲寝室

▲洗面所

▲トイレ

▲クローゼット

色に飽きたり汚れたりしても、模様替え感覚で「じゃあ、塗り替えちゃおうか!」と思えるほど作業は簡単。まずは自宅の塗装のはげたテレビ台や、色に飽きてしまった本棚の塗り替えからしてみようかな♪100均でも揃うほど身近な道具でできるのも、塗装の良さだと感じました。

次回はどんな作業が待っているのか…!引き続き、おうち完成までお楽しみに♪

この記事を書いた人
暮らし整えアドバイザー
海老原葉月

整理収納アドバイザー1級/親・子の片付けインストラクター1級。『仕組みを整える節約術』をキーワードに、 元汚部屋の住人&浪費家ならではの、簡単な工夫で続けられる情報をお届けします。夫、小2、年長男子の4人家族。

カインズ 収納 節約 整理収納アドバイザー

こちらもどうぞ

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ