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ぶきっちょさんチャレンジ~羊毛フェルトでマスコットづくり~

  • 2023年06月27日更新

突然だが筆者である私は自他ともに認める不器用な人間だ。小学校のころは家庭科の手芸の授業が嫌いで仕方なかった。そんな不器用な人間があえて手芸に再チャレンジしてみた。チャレンジするのは最近ブームである羊毛フェルトをつかったマスコットづくり。果たして上手くいくのだろうか?オウチーノの自称不器用な新入社員のSくんにトライしてもらった。

ライター

オウチーノ編集部 住みっ娘
オウチーノ編集部メンバー。手芸がとにかくニガテで不器用。羊毛フェルトを扱ったことはない。
辰野

不器用な人でも羊毛フェルトでマスコットはつくれるのか?

羊毛フェルトは、匠のようなクオリティの高いものができたり、はたまた見本の画像とはほど遠いものができたりとネットで話題になっているが、今回はダイソーで買った鳥のマスコットがつくれるキットで挑戦。108円でマスコットがつくれるとはなかなか良いコスパだと思う。

そしてキットの中身はこちら。今まで羊毛フェルトの原型を見たことがなかったので驚いた。見た目は綿あめのような感じで、ここから鳥の形ができるとはとても想像できない。あとは専用の針も付属されているのだが一体これをどうやって使うのだろうか?(普通の針ではダメなようだ)

それではさっそくマスコットづくりをはじめる。まずは羊毛フェルトの生地を説明書どおりにちぎって小分けにする。

ブレまくっている写真だが、こんな感じにちぎっていった。ここまでは当然問題ナシ。

そしてすべてちぎったものがこちら。ここまでの過程で本当に鳥のかたちになるのだろうか?と何度も疑ってしまう。

次はいよいよ形をつくっていく。まずは頭からだが、説明書を見ると、「ほぐした黄色の羊毛を端からくるくると丸めて針で刺し、芯をつくる。」

……何を言ってるのか分からねーと思うが私も何を言ってるのか分からなかった。とにかく羊毛を針で刺しまくれば良さそうだ(分かってない)。というわけで、羊毛を針で刺すための固定台のような役割のスポンジを用意。(今回は専用のスポンジがなかったので、食器洗いとかでつかうスポンジで代用した。)

なんとか手で羊毛を丸めて、その状態のまま針で刺していく。ひたすらに針でチクチクと……。そう、この作業がとにかく時間が掛かる!!結局10分以上経ってもそれらしい形はできず、いつか塊になるのを信じてチクチクするしかないのだ!(あくまで初心者&不器用な人間がやった場合なので、個人差は当然あると思われる。)

そして説明書をよく見たら「所要時間:2.5時間~」と書いてあることに今さら気づく。……小さいマスコットひとつ作るのにこんなに時間がかかるものとは思わず、絶句した。(1時間もあれば完成すると舐めていた。)

新入社員のSくんもすでに諦めモードだったが、がんばって針でチクチクし続けること20分。ようやく形らしいものができてきた!ちなみに誤って指を刺してしまうことが何回かあったので、これから羊毛フェルトで何かつくりたいと思っている人は十分気を付けておこう。

ねこべや.com

そしておおよそ完成した頭の部分の芯がこちら。あのふわふわした羊毛フェルトがここまで形を変えるなんて……なんということでしょう!!

次は先ほどつくった芯に巻き付けるようにしてさらに肉付きよくしていく。1回やってみたので、慣れてきたのか、さっきよりも早く丸くなっていった。

ねこべや.com

そしてあっという間に頭の形が完成。しっかりまん丸になっている!頭ができるまでに約30分かかったが、Sくんもコツをつかみつつあるようなので幸先よさそうだ。

次の工程が「残りの黄色の羊毛を2等分する。それぞれ手で軽く丸めて左右の頬のふくらみとして刺しつける。」つまり先ほどの頭にさらにふたつの小さい球を接着剤は一切使わずにくっつけなければいけない。上手くいくのだろうか?

この工程、実は個人的に挑戦してみた筆者が一番苦戦したポイント。というよりここで諦めた。だが、波に乗っているSくんはすんなりとくっけることができた!すごい!ずっと見ていると、某夢の国にいるネズミのシルエットにも見える。

この調子で胴体づくりへ突入。基本的なやり方は頭をつくったときと同じで、芯となる塊をつくり、さらにそこからフェルトを巻き付けて形を整えていく。

これで胴体と頭が完成。なんとなく鳥のマスコットを作っていることが分かるレベルだ。Sくんは要領さえ掴めばほぼ滞ることなく進んだので、私から見れば全然器用じゃないか!と思った。

次は羽の部分。今までと違って薄い生地の状態のまま針でチクチクしていく。羽をつくる工程が一番早くできそうで、楽しそうである。

完成した両翼がこちら。形が微妙に不揃いなのは見逃していただきたい。あとはこの羽を胴体にくっつけていく。

そして羽も難なくくっつけることができ、ほぼ完成!うん、鳥にしか見えない。まさかここまでできるとは思わなかった!

さぁ次は仕上げだ!というところでハプニングは突然起きた。なんと……針が折れた。針が使えなくなってしまえば成す術なし、万事休すといったところだ。

しかし、よくここまでがんばった自称不器用のSくんには尊敬する。私は頭をつくる部分でさじを投げたのだから。

ずばり、マスコットづくりは難しい?

結論から言うと、コツさえつかめば簡単なマスコットは誰でもできると思われる。

しかし、とにかく時間がかかることは覚悟していただきたい。長時間、ひたすら針を刺し続ける作業なので根気強くないと途中で私のように挫折する。ある程度時間に余裕があるときにやるのをおすすめする。今回はマニュアル通りにつくってみたが、最近はオリジナルでつくってみたりしている人もいるのでいつか恐竜のマスコットとかを作ってみたいものである。

番外編

上記でも少し触れたとおり、私もフェルトづくりに挑戦した模様を少しだけ紹介しよう。このように二人で永遠と針でチクチクしていた。

最初の頭の形をつくるところは、Sくんのを見た後にやってみたので、順調に進んでいた。我ながらはじめてにしては良い出来だ。

こちらが大きさまで調整した頭の部分。「もしかして羊毛フェルトづくりに向いてるのかも!?」そう思った時期が私にもあった。

しかし現実は非情である。次のほっぺをくっつける工程で詰んでしまった。なかなか思うようにくっつかないのである。とにかくくっつけば良いと思い、そのまま刺し続けたが、どう考えても変な形になっていってる……。そしてここの工程だけで約1時間くらい時間を費やしたような気がする。

結局画像のところまでは進めたものの、時間的にこの後の工程までやるのは気が遠くなるので潔く諦めることにした。108円のものをつくるのにここまで時間を使うなんて誰が想像できただろうか?

マスコットづくりはなかなかやりがいはあった。それと同時に自分がどれだけ不器用なのか改めて痛感する機会となったのであった。

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オウチーノ編集部 住みっ娘

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