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【調査】7割の社会人が、今の職場は「働きやすい」と回答!「働きやすい」職場とは?

  • 2023年06月27日更新

多くの社会人は、職場で過ごす時間が圧倒的に長い。その時間が快適か、そうでないかは、仕事だけでなく心身や人生にまで影響を与えるでしょう。「働きやすい職場」とはどのような職場なのでしょうか。

7割の社会人が、今の職場は「働きやすい」と回答!

現在の職場は『働きやすい』ですか?はじめに「現在の職場は『働きやすい』ですか?」という質問をしました。結果、「とても働きやすい」と回答した人が22.6%、「どちらかというと働きやすい」が50.8%、「どちらかというと働きにくい」が17.4%、「とても働きにくい」が9.2%でした。合わせると、「働きやすい」という人は73.4%、「働きにくい」は26.6%でした。
男女別に見ると、「働きにくい」と回答した男性は32.7%、女性は20.6%と、男性の方が現在の職場に居心地の悪さを感じている人が多いことが分かりました。
「働きやすい」と回答した人に、その理由を聞きました。最も多く挙がったのが「人間関係が良好だから」でした。具体的には「直属の上司が、話に耳を傾けてくれる人だから」(43歳/女性)や「2、3年に1度異動があるため、人間関係がリセットされるから」(25歳/女性)などが挙げられました。次いで「仕事の自由度が高いから」という声が多く、例えば「ほぼ全てが自己裁量に任されているから」(49歳/男性)や「自分の能力を存分に発揮できるし、評価も分相応にされていると思うから」(37歳/女性)などが聞かれました。他にも残業や休暇などについて多く挙げられました。
「働きにくい」理由でも「人間関係」についてが最も多く、具体的には「周囲に関心のない人が多く、連携が取れていないから」(33歳/男性)や「社内の派閥があり、人間関係がギクシャクしているから」(45歳/男性)などが挙がりました。次いで「パワハラがあるから」という声が多く、例えば「上司が高圧的だから」(36歳/女性)や「上司に相談しても何も対応してくれない、理解がない」(45歳/男性)などが聞かれました。他には「オフィスが狭いうえに外が見えず不衛生」(47歳/男性)や「人員不足で仕事量は増えるばかりだが、給料は上がらないから」(52歳/男性)などが挙げられました。

人間関係が悪い職場は、働きにくい!

どのような職場だと『働きにくい』と感じますか?

次に「どのような職場だと『働きにくい』と感じますか?」と聞きました。最も多く挙がったのが「人間関係や社内の雰囲気が悪い」で20.7%、「休暇がとれない、とりにくい」が15.8%、「評価が不公平」が11.7%、「残業代が出ない」が10.2%、「残業が多い」が9.5%と続きました。また、「特になし」と回答した人は32.0%でした。
「人間関係や職場の雰囲気が悪い」と回答した人に、その理由を聞きました。最も多かったのは「上司について」で、具体的には「昨年に上司が変わり、機嫌に左右され無視されるようになり、雰囲気が悪くなった」(27歳/女性)や「1人のリーダー社員からの理不尽な指導が多く、その上司も見て見ぬふりを続けているから」(45歳/女性)などが挙がりました。次いで「コミュニケーション不足」が多く挙げられました。例えば「本社内の連携がまるでないから」(40歳/男性)や「コミュニケーション不足により仕事に差し障りが出るから」(36歳/男性)などの声が聞かれました。他には「派閥があるから」(45歳/男性)や「常に怒号が飛び交っているから」(28歳/男性)などが挙げられました。
「休暇がとれない、とりにくい」と回答した人では「有給休暇がとれない」という人が最も多く、具体的には「有給休暇をとることが推奨されないから」(38歳/女性)や「代休さえ取らない人がいるので、普通の休暇が取りづらい雰囲気がある」(47歳/女性)、「有給休暇は病気の時にしかとれないから」(29歳/女性)などが挙がりました。次いで「人数不足」という声が多く、例えば「人手が足りていないので、有給休暇や夏季休暇も取りづらい」(29歳/男性)や「とにかく人手不足で、連休を申し出るのも勇気がいるから」(26歳/女性)などが聞かれました。他には「業務に支障がなければ有給休暇は自由に使わせてほしい」(56歳/女性)や「有給休暇をとると嫌味を言われるから」(49歳/女性)などの声が挙げられました。
「評価が不公平」では、「公私混同しているから」という理由が最も多く、具体的には「お気に入りの人だけを優遇しているから」(27歳/女性)や「時と人により評価が全く異なるから」(42歳/男性)などが挙がりました。次いで「評価されない、評価に納得いかないから」という声が多く、例えば「ABCD4段階評価で、全社員の7割がCもしくはD評価だから」(36歳/女性)や「実力と給与が見合っていないから」(30歳/女性)などが聞かれました。他には「時短勤務をしているだけで、評価を落とされたから」(33歳/女性)や「評価に関するシステムが確立されていないから」(52歳/男性)などが挙げられました。

「働きやすい」職場とは?重要なのは「人間関係」と「休日・休暇」!

『働きやすい』職場とはどんな職場だと思いますか?

反対に「『働きやすい』職場とはどんな職場だと思いますか?」と聞いたところ、「働きにくい」職場と同様「人間関係や社内の雰囲気が良好」が最も多く33.0%、「休暇がとりやすい」が24.8%で、次いで「休日労働がない」が21.4%、「業務量が適正である」「風通しが良い」がともに16.3%でした。
女性では18.1%が「産休や育休、時短勤務などが取得しやすい」と回答しており、4番目に多い結果となりました。男性では6.5%であり、出産や育児に対する男女の考え方の違いが明らかになりました。
それぞれ理由を聞きました。「人間関係や社内の雰囲気が良好」と回答した人からは「余計なストレスがないから」という理由が最も多く、具体的には「余計な気を遣わないでのびのびと仕事ができるから」(30歳/男性)や「仕事をするうえで不要なストレスに悩む必要がなくなるから」(49歳/男性)などが挙がりました。次いで「コミュニケーションがとりやすいから」という声が多く、例えば「問題意識を共有できるから」(54歳/女性)や「協力し合えれば業務もはかどるから」(31歳/男性)などが聞かれました。他には「離職率にも大いに関係があるから」(47歳/女性)や「仕事が大変でも、良好な人間関係や社内の雰囲気が補って余りあると思うから」(35歳/男性)、「どんな仕事も突き詰めれば、人対人だから」(46歳/男性)などが挙げられました。
「休暇がとりやすい」、「休日労働がない」と回答した人からはともに「ワークライフバランスのため」という理由が最も多く挙がりました。具体的には「プライベートが充実し、また仕事を頑張れるから」(35歳/男性)や「プライベートと仕事をきっちり分けられていることが大事だと思うから」(34歳/女性)などが挙がりました。「休暇がとりやすい」では次いで「家庭の時間を大切にしたいから」という声が多く、例えば「子どもがいると特に、急な用事ができやすいから」(28歳/女性)や「子どもと遊ぶ時間を作りたいから」(50歳/男性)などが聞かれました。「休日労働がない」では次いで「健康に関わるから」という声が多く、「心身を休めることで働く体力も維持できるから」(30歳/男性)や「過労死が問題になっているように、適切な休みをとることは必須事項だから」(31歳/女性)などが具体的に挙げられました。
また、「産休や育休、時短勤務などが取得しやすい」では「安心できるから」という声が多く、具体的には「まだ子どもがいない今も、今後働きやすい環境であると安心して働けるから」(27歳/女性)や「日々繰り返しそれが行われていて、当たり前の雰囲気になってほしい」(40歳/男性)などが挙がりました。他には「家庭の事情を考慮してもらえると、家庭の雰囲気も良くなり、さらに働きやすくなるから」(36歳/男性)や「制度があっても利用できなくては全く意味がないから」(27歳/女性)、「もはや、今時これができないなんて企業として経営が破綻しているからとしか思えない」(45歳/男性)、「自分が体験したから」(51歳/女性)などが挙げられました。

「働きやすさ」を最も重視している年代は20代!

最後に、「仕事をするうえで重要視する割合」を聞いたところ、「働きやすさ」の平均値が38.7と最も多く、「給与面」が35.5、「仕事のやりがい」が25.8でした。「働きやすさ」が最も重視されていることが分かりました。また、年代別に見ると、20代は「働きやすさ」が42.6、「給与面」が32.7、「仕事のやりがい」が32.7、30代は順に38.6、36.2、25.2、40代は順に37.4、36.3、26.3、50代は順に36.1、37.0、26.9でした。「働きやすさ」に関して20代が突出しており、年代が上がるごとに「働きやすさ」が占める割合は減り、「給与面」の割合が増えました。50代では「給与面」が「働きやすさ」を上回りました。

「働きやすい」職場は、人間関係に最も左右されることが分かりました。社内の雰囲気の良さと、しっかりと休みがとれることが、「働きやすい」職場の2大条件であるようです。

※調査概要
有効回答 首都圏在住で20歳~59歳の会社員・公務員863名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2016年9月8日(木)~9月15日(木)

この記事を書いた人
編集部 池田

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