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流行っていても...「下手に真似すると大やけどします」【アパレルデザイナーが伝授】"着やせ"ポイント

  • 2024年03月05日公開

こんにちは、アパレルデザイナーでヨムーノライターのやまだかほるです。

どんな人でも鏡の前に立つと、嬉しい気持ちになったり、がっかりしたりを繰り返していらっしゃるのではないでしょうか。
ちょっとでも素敵に見えると嬉しいし、そうでないと落ち込みます。

コンプレックスをたくさん抱えながら、でもおしゃれが大好きな筆者が工夫してきた着やせのためのヒントをご紹介したいと思います。

1 サイズ感に注意

背中についた肉や二の腕のふっくらしたラインが目立つようなぴったりサイズのものをわざわざ選ぶ必要はありません。小さすぎるものは避けましょう。

大きすぎるものも、シルエットによっては余計に太って見えるので、鏡の前でしっかりチェックを。

自分の今の身体は、自分にしか分かりません。「いい感じに見える」「ほっそり見える」のがあなたのベストサイズです。

2 素材を選ぼう

素材には身体の線を拾いやすいものがあります。ピタピタのものを着ているわけではないのに、やわらかく張りついて、ラインが出てしまうものは避けた方が無難。薄手の気持ちいい素材に多いので、要注意です。

また、硬い素材や厚いニットなどの中には、本体よりも膨らんで見せてしまうものもあります。鏡を見て、”こんなはずはない” と感じる場合は素材が敵になっているのかも。反対になんだかきれいに見える素材もきっとあります。そういう素材を覚えておきましょう。

3 色効果

素材がいささか敵タイプでも、濃色なら目立たず着られる場合があります。黒はやはり最強の着やせ色。

上半身を小さくまとめたい時には上に黒、足をほっそり見せたい時にはボトムに黒、縦長のロングカーディガンを濃色にして細長く見える効果を狙ったり、黒いタイツで細足を演出したり、色選びは重要な着やせポイントです。

黒以外にも、深い紺色、チャコールグレーなども同様の効果があります。顔映りのいい色を探してみましょう。

4 縦のラインを意識する

レーヨンのような、落ち感のある素材は、自然に美しく縦のラインを出してくれます。
濃色のロングカーディガンやロングジレ、長めのジャケットなどにはフロント部分を縦長に細く切り取る額縁効果があります。

また、膝下が細長いひと以外は膝丈スカートでラインを横に切ってしまうよりもミニで思い切り足を長く出したり、ロングスカートや長いパンツで縦長ラインを作りながら、足を隠す方がすっきり見えますよ。

5 ウェストまわりで失敗しない

若い方に多い、高い位置でのウエストインが可愛いのは腰回りが華奢だから。流行っているからと下手に真似すると大やけどします。

腰回りに自信がないなら、極力上手にカバーしましょう。でも、頑張ってほっそりお腹をキープなさっている方は、どんどん強調してスタイリングを。

6 出すパーツを選ぶ

細いパーツ、きれいなパーツを最大限に活かしましょう。
どんな人にも他よりも細いパーツや好きなパーツがあるはずです。ここを上手に出す意識を。

人によりそれぞれ違うので、鏡をじっくり見て、自分が一番好きなのはどこなのか、素敵に見える袖丈や着丈、衿開きを研究してみましょう。

太って見えるものを着用する必要など1ミリもないのです。反対に自信のあるパーツは、どしどし見せていきましょう。
お腹はぽっちゃりでも足がきれいなら、そこは強調するとか、7部丈の袖なら、ぽっちゃり腕がマシに見えるなど、自分仕様のディティールを重ねて自信の持てる着こなしを作っていきましょう。

7 似合うデザインを知る

誰よりあなたが一番素敵に見えるものを探しましょう。
ゆるっと着て、決まる。そんなデザインとシルエットのものを上手に選ぶと実際よりもほっそり見えたりします。

これを着ている自分が大好き、と思える服があるなら、それがきっとあなたに似合うデザインです。

8 アレンジを身につける

ちょっとした着こなしのテクニックを試してみましょう。
トップスのフロントセンターだけをウエストにちょっと入れるタックイン、という着方などは、腰回りを上手にカバーするテクニックです。

Tシャツ1枚よりもジャケットを羽織る方がお腹まわりは目立たないし、自分の腕がきれいに見える丈まで腕まくりしたり、衿を少し後ろに抜いたりすることで体型をカバーしつつ、こなれた印象を作ることも可能です。

自分のルールを作ろう

いかがでしたか? これを着るとほっそり見える気がする という服を着て、何がそうさせているのかを鏡の前でぜひ検証してみてください。あなたの体型にフィットするポイントが必ずあるはずです。

そして次に服を買う時にはその知恵を活かしていきましょう。

ひとりひとり、身体つきも体重も、身長も、年齢も、そしてお好みも、どうありたいかも違うから、全員に当てはまるルールは存在しません。

自分オリジナルの NGとOKルールを作っていくことで、今の自分が一番いい感じに見える着こなしが、次第にできるようになるはず。素敵に見える服に背中を押してもらって、毎日を楽しんでいきましょうね。

この記事を書いた人
丁寧な暮らしを心掛ける、料理が得意なライター
やまだかほる

効率的な家事とシンプルで心地いい空間作りにこだわり、美味しいものを作り、食べさせてもらうことに情熱を注いでいます。小さなアパレルブランドを長く経営した経歴ゆえ、ファッションと洋服にもこだわりあり。昨年還暦を迎えました。どこまでも楽しく笑って生きていくのだ!

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